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北村尚紀によるNXT BLD 2025基調講演:Swarm AgentsとAI設計の未来を探る

複数のAIエージェントが、それぞれ異なる専門性を持ちながらも協調して建物を設計するエコシステムを想像してみてください。
本年の NXT BLD 2025 にて、テクトムの CEO 北村尚紀が、建築・エンジニアリング・建設業界における Swarm AI のビジョンについて講演します。
この基調講演では、構造化された知識と連携型自律性(Coordinated Autonomy)によって、建築・エンジニアリングのワークフローがどのように再定義されるかを解説します。

2025.06.09

この講演は 2025年6月11日 12:50〜13:10に、ロンドンの Queen Elizabeth II Centre にて開催予定です。講演終了後には ライブQ&Aセッション も実施されます。

セッションタイトル:
Building a Knowledge Base for Agentic AI to Realise Co-Design with Swarm Agents

現地参加が難しい方は、無料のライブ配信(要登録)でもご視聴いただけます。

このセッションでは、品質管理・法令順守・構造解析などの中核機能を担う知的なエージェントベースシステムが、複雑な設計・建築プロセスの中でどのように相互連携できるかを掘り下げていきます。
これらのエージェントは単なるアルゴリズム実行ではなく、共通の構造化ナレッジ基盤を用いて意味のある形で協働します。

「Swarm AI が成功するには、“理解のための共通言語”が不可欠です」
「建築・エンジニアリング・建設の世界においては、それは構造化され、検証され、すべての専門領域で共有可能なナレッジの構築を意味します。」

Swarmを支える力:Tektome Platform

テクトムの技術スタックは、こうした知的な協調設計を実現するために設計されています。プラットフォームには以下のツールが含まれます:

  • ReqManager:AI搭載の建築・設計の要件管理ツール。技術基準や議事録などから重要情報を抽出・統合する機能を備えています
  • KnowledgeBuilder:過去のドキュメントやプロジェクトの知見を、実用的な構造化ナレッジへと変換する機械学習エンジン

これらのツールは連携して、Swarm Agents がアクセスできる認知的な基盤を構成します。これにより、エージェントは自律的かつ知的に行動し、設計プロセスを効率化し、リスクを低減し、プロジェクト全体におけるイノベーションを加速させます。

この講演は、建築、エンジニアリング、デジタル設計、AI 開発、建設イノベーションに携わるすべてのプロフェッショナルにとって、俊敏性とインテリジェンスをプロジェクトに取り入れるための新たな視点となるでしょう。

イベントの詳細:Digital Construction Week 2025

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